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ブランズ市川レフィールの住環境破壊

東急不動産のブランズ(BRANZ)市川真間とブランズ市川レフィールが住環境を破壊するとして、建設反対運動が起きている。ブランズ市川真間とブランズ市川レフィールの建設は住民の心を東急不動産から遠ざけている。

ブランズ市川真間は鉄筋コンクリート造地上14階建て(高さ地上43m)である。総戸数41戸、間取りは2LDK+S〜4LDK、専有面積は70.53m2〜90.96m2を予定する。施工は東急建設株式会社・株式会社大城組である。

ブランズ市川レフィールはブランズ市川真間のバス通りを挟んだ反対側で、同じく14階建ての計画である。ブランズ市川レフィールはブランズ市川真間IIと称していた。ブランズ市川真間IIでは複合被害が露骨に分かるために名前を変えたのだろうか。

住民らは「真間地区の景観を守る会」を結成している。現地は千葉県市川市真間一丁目で、京成線・市川真間駅の北側にある。建設地周辺には住民運動の横断幕や幟が林立している。「東急不動産14階マンション建設反対」「東急不動産 景観破壊!住民無視の建設反対!」などと書かれている。東急不動産は見たくないものを無視する傾向があるが、反対運動の横断幕や旗は確かに林立している。マンション建設反対運動を起こされることは、まともな不動産業者ならば著しい不名誉と感じるものである。

ブランズ市川真間は近隣商業地域を含むが、その北側は第一種低層住宅専用地域である。ここは最も良好な住環境を守らなければならない地域である。12種類の用途地域の中では最も厳しい建物規制が決められている。そのような場所に2棟の高層マンションを建設する東急不動産は脱法的である。脱法ドラッグ・脱法ハーブや脱法ハウスと同じメンタリティである。東急不動産は目先の利益を追求し将来のことを考えない。

真間地区は歴史と文化・自然に富む閑静な住宅地であり、東急不動産の高層マンションは似合わない。真間川や桜土手公園、真間山の水と緑は市民に潤いを与えている。真間を舞台とした手古奈伝説は万葉集にも歌われた。手古奈という女性は自分を求めて二人の男が争うのを見て、自ら命を絶ったという源氏物語の宇治十帖のような話である。

山部赤人は「我も見つ人にも告げむ葛飾(勝鹿)の真間の手児名(手古奈)が奥津城処」と歌っている。高橋虫麻呂は「葛飾の真間の井を見れば立ち平(な)らし水汲ましけむ手児名し思ほゆ」と歌った。

ブランズ市川真間とブランズ市川レフィールは低層住宅地の景観を圧倒・阻害する。ブランズ市川真間もブランズ市川レフィールも戸建て住宅が立ち並ぶ古い町並みに突出する。これは周囲の環境と調和せず、優しい景観を破壊する。ブランズ市川真間を見ていると、どうも落ち着かない気分になってしまう。高齢者が多い近隣住民に強力な圧迫感を与え続ける。住民は「問題を解決するためには建物の高さや大きさを変える事により近隣に対する日影の問題や更にはビル風の問題等の解決を図っていく以外に方法が無い」と指摘する(「ブランズ市川真間(II)の件」2014年4月7日)。

ブランズ市川レフィールでは敷地内の松の木も切り倒す計画である。住民は保存を求めている。

ブランズ市川真間とブランズ市川レフィールの安全性には懸念がある。ブランズ市川真間は安心安全を軽視した利益至上主義が生み出したものである。真間地区は砂地盤で地下水も浅い。地震の時に液状化する可能性もあり、ブランズ市川真間やブランズ市川レフィールの杭が折れて倒壊し、近隣の住宅を押し潰す危険もある。東急不動産マンションでは建築士資格を持たない無資格者が構造設計者になった例もある(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』「耐震強度偽装事件と欠陥施工」)。

高層マンションは治安も悪化させる。高層マンションが泥棒を惹きつけるためである。高層マンションの高層階は実は泥棒に入られるリスクが高い。上の階になると他の階と比べて人が少なく、侵入しやすいためである。

ブランズ市川真間とブランズ市川レフィールは住民に迷惑や危険ばかりをもたらし、良いことは一つもない。人口の急増によって道路は混雑し、水道管の圧力不足で2階の水道の水が出なくなり、古い下水道管も一杯になってトイレ水が流れなくなるトラブルも考えられる。ブランズ市川真間建設によって地域社会が良好な住環境を失うならば、その衝撃はすぐに消えることはない。

ブランズ市川真間やブランズ市川レフィール、ブランズシティ久が原、ザ・久が原レジデンス、二子玉川ライズなど東急不動産マンション周辺住民は、もっていき場のない思いのままに生活させられている。東急不動産は、ゾッとするほど冷酷である。東急不動産と分かり合おうとするくらいならばゴキブリと心を通わせる方がまだ簡単そうである。

東急不動産は問題を気付かず、改善しようともしない。いつまでも変わらず客は来てくれるとでも思っているのだろうか。東急不動産物件は何を見ても腐っているのではないかと思うようになった。東急不動産に、まともな対応は無理である。本当にビックリするレベルであった。東急不動産が賢いやり方とはとんでもない。むしろ愚鈍である。

初出:林田力『東急不動産だまし売り裁判26ブランズ市川真間』「ブランズ市川真間の住環境破壊」

林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』

マンションだまし売りを描くノンフィクション

東急不動産だまし売り裁判 東急不動産だまし売り裁判 楽天ブックス
東急不動産(販売代理・東急リバブル)から不利益事実を隠して問題物件をだまし売りされた著者(=原告)が消費者契約法に基づき売買契約を取り消し、裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟、東京地裁平成18年8月30日判決、平成17年(ワ)3018号)で売買代金を取り戻した闘いの記録。
裁判における当事者と裁判官の緊迫するやり取りを丹念に再現
個人が不誠実な大企業を相手に闘うドラマがある!
裁判と並行して明らかになった耐震強度偽装事件の余波や欠陥施工、管理会社・東急コミュニティーの杜撰な管理にも言及し、深刻化を増すマンション問題の現実を明らかにする。

●目次
まえがき 東急不動産を提訴  東急不動産の弁論欠席  弁論準備手続開始 東急不動産の証拠改竄を指摘  東急不動産の図面集捏造に反論  倉庫との虚偽説明を糾弾 アルス東陽町での進行協議  証人尋問  地上げ屋の証言  原告への陰湿な攻撃 東急不動産従業員の証言  偽りの和解協議  東急不動産の卑劣な提案  予定調和の協議決裂 東急不動産に勝訴  東急不動産の遅過ぎたお詫び  耐震強度偽装事件と欠陥施工  勝訴の影響 社会正義の実現のために
ISBN978-4-904350-13-3 C0032 46判 110頁 定価1100円+税
ロゴス社、2009年7月1日刊行



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